2013年12月10日火曜日

額縁選びの実験

額縁でどれだけ変わるかを実験してみます。
ここにあるアマチュアの水彩画があります。


この絵を2種類の額縁で飾ってみます。
では、無難なタイプ1210円の額に飾ってみます。



どう感じます?もしこの絵を上司の家の玄関先で見たとしたら、描いたのはここのお子さんか、ひょっとして上司の描いたものかなと想像しますね。仮に買った絵だとしたらいくらぐらいに見えますか?2000円前後に見えるでしょ!

ではつぎは高そうな額、といっても3490円の額に入れ替えますね。



こんどは額縁をもう少し大きくしてマットの色を変えてみます。



どうですか?こんなのが玄関の正面に、小さなダウンライトの下にあったらどう見えます?もうお子さんや、お父さんの絵に見えないですね。銀座三越で買った有名な画家が描いたものなんだろうなあと思うでしょ?値段で言うと3万かひょっとして10万ぐらいに思えてきませんか?

額縁でこれぐらい違います。ですからあえて言っちゃうと、絵じゃなくて額縁がその絵の価値を決めてしまうんです。
  1. 額はシンプルなものは選ばない。
  2. マットは暗めな色の方が高級に見える
  3. 額縁は少し大きめの方が大切にされている高級品に見える。




でもごめんなさい。
うその部分があります。





この絵はアマチュアの絵ではありません。
ほとんど知られていませんが、
ゴッホの水彩画「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの入口」なのです。
買ったら・・・・買えませんね
でも、どんな有名な絵でも額の選択で二流品に見えるのは事実ですね。


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