2014年1月28日火曜日

音楽も絵も

クラシックギターの演奏と、人物や風景の鉛筆画もに共通することがあります。心がこもっているか、こもっていないかの二種類があるんです。キャリヤや技術的な優劣、作品数は全然関係なくて、それに接した時には、心のこもったものはすっとこちらの心に染み込んでいきます。ギターの場合は自然と一緒に歌えたりハミングが出てきたり、過去の思い出が浮かび上がってきたりします。鉛筆画の場合は似顔絵なら人物の性格まで分かるし、描いた人がモデルをどういう気持ちで描いているかが伝わってきます。風景画ならそこの空気の匂いが伝わってきます。

逆に一気にこちらが冷めてしまう作品は、「手抜き」が見えるんです。ここはこういう風に演奏するものだという形式にこだわりすぎていたり、絵で言うと瞳や木はこういうものだという実際とは違う適当に流して描いていたりしています。巨匠と言われている人の作品の中にもそういうのがあるのですよね。

たったい一曲でも、一枚でもずんと心に入っていける作品ができるようになりたいと思っています。



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